先日、七尾市郡町にある『かもめ食堂』さんにお邪魔しました。
年明け初めての訪問だったので、マスターご夫妻に新年のご挨拶を交わしてからの入店です。
昨年は、いろいろと変わった魚介類を食べさせられたり、苦手な魚を別の料理に模倣して出されたりと、なかなか思い出深いこともありました。
今年の初顔合わせ、何事もなく食べ終えそうと思った最後のメニュー(画像)で、話が全く噛み合わないと言う事態に追い込まれました。
まーその話は、最後に触れさせていただきます。
では、いざ。
着座と同時にキンキンに冷えた瓶ビールと暖かいおしぼりが出されました。
寒い日だったので、暖かいおしぼりは生き返ります。
まず、一品目です。
タコの煮物です。
黙って出されたので、「これ、生のイイダコやろ。」と言うと、「あれっ、分かった。」と返されました。
マダコの子と見間違うほど大きいサイズだったんですが、イイダコも大きいものは30㎝くらいになるので、これはイイダコだろうーと思いました。
生なら見分けはつくんですが、煮物になるとタコの種類はなかなかに分かりづらい。
味はもちろん抜群に美味しかったです。
次の品は、刺し身です。
今日は活〆のマガレイがオススメと言うことなので、マガレイ、サザエ、マダコの盛り合わせを出していただきました。
マガレイは活〆ならではのコリコリとした食感が歯切れよく、冬の七尾湾のサザエ、能登島のマダコも活きの良さが伝わってきます。
子供の頃はカレイを刺し身で食べるなんて考えもしなかったんですが、今では大好物の一品になっています。
それと、最近、自宅で刺し身を食べるときは岩塩プレートとすだち汁を使っているんですが、今回はお店の手作りのポン酢と炭塩でいただきました。
醤油でいただくのも勿論良いですが、この方が魚の味が分かってお酒もすすみます。
次の一品に行く前に、正月と言うことで新たなウイスキー『岩井トラディションワインカスクフィニッシュ(本坊酒造㈱)』のボトルをキープしました。
岩井トラディションを赤ワインの熟成にした樽に入れて、一年以上追加熟成させたブレンテッドウイスキーです。
赤ワインの樽の香りでしょうか、どこか桜の香りをまとったような上質な風味に包まれています。
すみません、美味しいウイスキーの話になると筆舌になってしまう。
それはさておき、次の一品は、カツオの酒盗とクリームチーズです。
次が、アジフライ。
ここまでくると完全にウイスキーに引っ張られて、酒の肴のメニューとなっていました。
そして最後は冒頭でも触れましたが、てまり寿司です。
もう付き合いも長いので、白身好きのためのてまり寿司となっています。
マスターから、「左からカレイ、ヒラメ、セイゴ、カワダイ」と説明があったんですが、私はセイゴが何か分かりませんでした。
セイゴが分からない旨を伝えると、「またまたー」と信じてもらえませんでしたが、やがて10回ほどやり取りした後、ようやく信じてもらえました。
本当に何か分かりません😰😰
マスターからスズキの幼名と聞くと合点はいったんですが、本当に分からないんです。
だって、私が幼少の頃、漁師の祖父はスズキを捨てていたんだから。
食べたこともなければ、捨てる魚の幼名も覚える必要はなかったと言うことです。
今はスズキを美味しくいただいていますが、意外なところで「自分もまだまだ」と思い知らされることとなりました。
ご馳走さまでした😌😌😌
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【お店の情報】
店名:かもめ食堂
住所:石川県七尾市郡町1-48
電話:090-7740-3840
営業:18:00~22:00
休日:日、月曜日
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