* 令和2年12月に閉業しました。
先日、七尾市小島町にある『イルピアット ハタダ』さんにお邪魔しました。
今回、夕食をともにした連れがイタリアンを希望したので、七尾市で人気のイタリアンに伺いました。
何度かお邪魔したことはあるんですが、改めてお店のホームページを見ると、「当店では、近海の新鮮な魚介類はもちろん、知り合いの農家の方々が丹念に育てた野菜を使った料理や手打ちパスタをご用意いたしております。 」とあります。
楽しみです。
では、いざ。
事前に予約してあったので、着店と同時に席に案内をされました。
予約時に魚を使ったメニューのことを質問していたので、シェフが席までメニューの説明に来てくださいました。
残念なことに、ワタリガニのトマトクリームソースと、コウバコガニのクリームソーススパゲッティは、今日は品切れとなったようです。
非常に残念です😰😰😰
カニのパスタは今度の楽しみにとっておきます。
まずは前菜の盛合せを注文です。
丹精込めたさまざまな食材が、真っ白の器を色とりどりに飾っています。
ラタトゥイユ、イタリアンオムレツ、サツマイモのシナモンバターソテー、生ハムやサラミなど、目でも美味しい一皿です。
次に注文したのがパスタです。
カニにはフラれましたが、まずは能登産カジメと海苔のクリームソースのフェットチーネです。
食べ応え抜群のフェットチーネに、濃厚なクリームと能登の海草が絶妙に絡み、噛むたびに口中で海苔の香りがはじけます😌😌😌
能登はワカメやモズクといった一般的な海草だけではなく、アオサ、カジメ、ギハサ、アカモク、かたのりやはばのりなども食用としていただきます。
能登は海草を食べる文化が色濃く残っている地域なので、こうしたパスタは地元民に深く愛されています。
次のパスタは、イカスミのパスタです。
見たとおり真っ黒なパスタなんですが、パスタにはイカスミの旨味がしっかりと絡んでいるので、熱々の間に一気に口に運んでしまいました。
イカスミは、能登の郷土食、イカの黒作り(塩辛)にも使われているので、能登の人間にはなじみのある味です。
ただこれはあまり知られていませんが、イカスミは意外にも栄養価の高い食品で、アスパラギン酸やグルタミン酸などのアミノ酸を多く含んでいるんです。
こちらのお店のイカスミは何イカのものか確認しませんでいたが、七尾湾内で獲れるコウイカは良質のイカスミが多くとれます。
次の一品は、スズキの香草焼きです。
スズキの外側はカリカリで、身肉は白身特有のしっとりした甘味を感じます。
香草の香りも食欲を誘い、色とりどりの野菜も一欠も残さず食べてしまいました。
スズキは沿岸や気水域に生息して小魚を補食するので、身肉に磯臭ささが残ることもあるんですが、この時季のスズキは臭みが殆どないので美味しくいただけます。
さすがにこちらのお店は、地元能登でとれた食材を中心に「地元をひいきにする!」と宣言するお店なので、今回もまんで(とても)満足しました。
ご馳走さまでした😌😌😌
連れはちゃっかりと、デザートの盛合せもいただいていました。
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【お店の情報】
店名:イルピアット ハタダ
住所:石川県七尾市小島町大開地1-5
電話:0767-58-3636
営業:11:30~14:30、17:30~21:00
休日:水曜日
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