皆さん、イシモチって魚、ご存知ですか?
ちょっと聞きなれない名前の魚かと思いますが、こんな魚です。
と言っても図鑑なんですが…。
図鑑には3種類の魚が掲載されているんですが、見た感じ、ちょっとずつ違っているんです。
上から標準和名で、ニベ、シログチ、コイチ、と表記されていますが、能登七尾では3種類ともイシモチと呼んでいます。
まー、コイチはほとんど見たことはありませんが…。
皆さんも「イシモチ」は知らなくても、「ニベ」は聞き覚えがありますよね。
にかわ(接着剤)を作る際に魚の「ニベ」の胃袋が使われているんですが、いつからか「ニベ」は他人との親密関係を表す言葉になってきて、ひどく不愛想なことを「にべもない」と言うようになったんだそうです。
「にべもない」の「にべ」は、実は魚の「ニベ」だったんですね。
それと食味ですが、身肉はきれいな白身の魚なんですが、身に水分が多く味が薄く感じられるので、刺し身よりは昆布〆がオススメです。
今回は昆布〆ではなく、焼き魚でいただいたんですが、身に繊細な甘みが感じられて、本当に美味しかったです。
身が軟らかいので、ふわふわしていました。
日本列島の南側に生息する魚ですが、海水の温暖化に伴って、能登でも水揚げを増やしつつあります。
能登七尾の春を代表する魚になりつつあります。
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