先日、七尾市一本杉町にある『昆布海産物處しら井』さんにお邪魔しました。
あまりに天気と陽気がよかったので、昼時間に散歩がてらで市内の散策としゃれこみました。
七尾駅前から七尾港にある能登食祭市場に向かって御祓川大通りを進んでいると、目の前にひときわ目を引く仙対橋があります。
城下町・七尾の華やかな時代を表す鮮やかな橋ですが、その仙対橋を左にまがるとレトロな雰囲気の商店街が現れます。
一本杉商店街です。
七尾市に観光に訪れる若い観光客(特に女性)から、「一本杉通りはどこですか?」と声をかけられることがよくあります。
観光客から関心を集める商店街なんですね。
その、一本杉通り商店街をまっすぐ進むと、お目当ての商店が右手に現れます。
昆布海産物處しら井さんです。
我が家では、にしんの昆布巻きを作るときに昆布を買いによく来るんですが、それ以外に来たことがないのでちょっと興味があります。
では、いざ。
こちらの商店街は各商店で『かたり部』の活動も行っているので、商店の皆さんはお話上手の方ばかりです。
お店に入って、店内をふらふら、きょろきょろ、お店の人から見たらまるで不審者のように映ったかもしれません。
まー、ここはしっかりと身元を明かして、撮影許可をもらって、取材をさせていただくことにしました。
奥さんの白井洋子さんから色々と昆布や海藻のお話を伺ったんですが、最近では海草のアカモクの商品に力を入れているようです。
アカモク味噌、アカモクパウダー、アカモク姿干し、アカモク昆布キャラメルなんて商品も並んでいました。
その傍らには、「能登の食べる海草図鑑」と言う商品もあったり、食べるだけではなく、学べる商品にもなっているんですね。
感心しながら聞いていると、よく見れば昼時間が残りわずか。
ちょっと急いでいる旨を伝え、オススメの商品を何点か教えていただきました。
それがこちら。
サバの小糠漬け、フグの酒粕漬け、アカモク味噌、の3つの商品です。
さっそく自宅で食べてみましたが、予想どおりに酒の肴に最適な逸品でした。
まずは、サバの小糠漬け(手前)
そのまま小糠を手で軽くおとして、薄くスライスして食べても美味しいんですが、今回は厚めに切ってフライパンで皮面を軽く焼いていただきました。
小糠漬けの深い味わいに軽く焼いたことで香ばしさが加わり、日本酒の相棒に最高の高貴な味になりました。
次は、フグの酒粕漬け(手前)
こちらは、酒粕がついたまま薄くスライスしていただきました。
酒粕の豊潤な香りをまとったフグの身は、一噛み一噛みに口の中にフグと酒粕の味わいが交互に広がります。
小糠漬けとはまた違い、塩分も控えめです。
最後には、あたたかいご飯の上にのせて、熱々のお茶を回しかけてお茶漬けでいただきました。
次は、アカモク味噌(もちろん大根は別売りです)
パンフレットにも「おでんなどの薬味にも美味しい」とあったので、早速、大根をだし汁で煮て、ふろふき大根の薬味としていただきました。
この薬味、思っていた以上にアッサリしています。
これなら、お子さんでも美味しくいただくことができると思います。
今回購入した商品はどれも美味しい酒の肴でしたが、白井さん曰くアカモク味噌はあったかいご飯にのせても美味しいと言うことなので、こちらも今度やってみます。
いろいろと教えていただきありがとうございました。
皆さんも、時間を忘れるほど楽しいお話と、美味しいお酒やご飯の肴を求めて、北前船の歴史を感じる一本杉通り商店街を訪ねてみませんか。
白井さん、楽しいお話ありがとうございました😌😌😌
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【お店の情報】
店名:しら井
住所:石川県七尾市一本杉町100番地
電話:0767-53-0589
営業:9:00~18:30
休日:第2、第4火曜日
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