先日、七尾市大手町にある『大将寿し』さんにお邪魔しました。
昨今の関心のニュースの件で、しばらくの間、外出を控えていました。
どこまで控えれば良いのか分からない状況ですが、たまには良いのかなとの思いで、外に足を向けてみました。
今回いただいたのは、こちらのお鮨です。
いま、七尾の市場は、魚の水揚げが思わしくありません。
例年、春先は魚のサイズが小さく、イワシ類が水揚げの多くをしめます。
そんな魚の少ないときに、お邪魔してしまいました。
カウンター席に座り、付出しと瓶ビールを注文しました。
付出しには、タケノコとホタルイカが見えます。
タケノコの歯ごたえも…。
ホタルイカの肝の濃厚さも…。
すっかり、春ですね。
巷はウイルスで大騒ぎですが、少しくらい季節の移ろいを感じたいものです。
今回は、どうしても焼き魚を食べたかったので、店主におすすめを聞くと、「ハチメ、アジ、ホウボウ」がオススメとのことです。
しばらく悩み、マアジにしました。
春先は、七尾湾の中央に位置する能登島沿岸で、良型のマアジが漁獲されます。
能登島の周辺は、岩礁や堆が多いので、魚の隠れ家にもってこい。
だからでしょうか。
身を潜めて、大きく成長したマアジが水揚げされます。
ネタケースにあるマアジは、眼球に濁りもなく、鮮度は最高で、腹身も厚ーい。
能登の塩で、シンプルに調味され、マアジが塩焼きになりました。
マアジの身はホックホク。
塩味は、薄っすらと感じます。
なので、マアジの味が強い。
口中に、マアジの味がいっぱいです。
味が良いから、アジと名付けられた魚だけはありますね。
今回の〆は、地物の8貫にぎりです。
その日によって魚は違います。
多くは、七尾の定置網で漁獲された魚です。
今回は、(左上から)ヒラマサ、ホウボウ、マイワシ、ヤリイカ、マフグ、ホタルイカ、カワハギ、マアジ、の8貫でした。
地物なので、鮮度は抜群。
身は、しっかりと食感を感じるほどです。
データフォルダに前回の地物8貫にぎりの画像もありました。
前回は、(左上から)ヒラマサ、マダイ、カワハギ、ヤリイカ、ヒラメ、メダイ、マフグ、ホタルイカ、の8貫でした。
前回は2週間ほど前でしたが、約半分のネタが違っています。
いろいろな魚が漁獲されるのが、定置網の大きな特色とも言えます。
巷は、外食も控えなければならないような様相ですが、日々日常で消費していた品物の価格が、どんどんと低下していっています。
そんななか、生産者の飲食店の経営者も厳しい状況にあるようです。
あまり楽観的になってもよくありませんが、少しくらいは、消費行動に協力してもよいのかなとも思っています。
まずは、そんな心配をしなくてよい日々が、早く来てほしいと願いばかりです。
今回も、ご馳走さまでした。
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【お店の情報】
店名:大将寿し
住所:石川県七尾市大手町112
電話:0767-52-135
営業:11:30~14:00、17:00~22:00
休日:電話にてご確認を
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能登・七尾のさかなのブログ
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