能登・七尾のさかなのブログ

石川県・能登半島の真ん中に位置する七尾市から、旬のお魚の情報や美味しい料理店or居酒屋・グルメの情報をお届けします。

大将の地物の8貫握り⑤ 2020.3.15

先日、七尾市大手町にある『大将寿し』さんにお邪魔しました。

昨今の関心のニュースの件で、しばらくの間、外出を控えていました。

どこまで控えれば良いのか分からない状況ですが、たまには良いのかなとの思いで、外に足を向けてみました。

今回いただいたのは、こちらのお鮨です。



いま、七尾の市場は、魚の水揚げが思わしくありません。

例年、春先は魚のサイズが小さく、イワシ類が水揚げの多くをしめます。

そんな魚の少ないときに、お邪魔してしまいました。



カウンター席に座り、付出しと瓶ビールを注文しました。

付出しには、タケノコとホタルイカが見えます。



タケノコの歯ごたえも…。

ホタルイカの肝の濃厚さも…。

すっかり、春ですね。

巷はウイルスで大騒ぎですが、少しくらい季節の移ろいを感じたいものです。


今回は、どうしても焼き魚を食べたかったので、店主におすすめを聞くと、「ハチメ、アジ、ホウボウ」がオススメとのことです。

しばらく悩み、マアジにしました。

春先は、七尾湾の中央に位置する能登島沿岸で、良型のマアジが漁獲されます。

能登島の周辺は、岩礁や堆が多いので、魚の隠れ家にもってこい。

だからでしょうか。

身を潜めて、大きく成長したマアジが水揚げされます。

ネタケースにあるマアジは、眼球に濁りもなく、鮮度は最高で、腹身も厚ーい。

能登の塩で、シンプルに調味され、マアジが塩焼きになりました。



マアジの身はホックホク。

塩味は、薄っすらと感じます。

なので、マアジの味が強い。

口中に、マアジの味がいっぱいです。

味が良いから、アジと名付けられた魚だけはありますね。

今回の〆は、地物の8貫にぎりです。

その日によって魚は違います。

多くは、七尾の定置網で漁獲された魚です。



今回は、(左上から)ヒラマサ、ホウボウ、マイワシ、ヤリイカ、マフグ、ホタルイカ、カワハギ、マアジ、の8貫でした。

地物なので、鮮度は抜群。

身は、しっかりと食感を感じるほどです。


データフォルダに前回の地物8貫にぎりの画像もありました。



前回は、(左上から)ヒラマサ、マダイ、カワハギ、ヤリイカ、ヒラメ、メダイ、マフグ、ホタルイカ、の8貫でした。

前回は2週間ほど前でしたが、約半分のネタが違っています。

いろいろな魚が漁獲されるのが、定置網の大きな特色とも言えます。


巷は、外食も控えなければならないような様相ですが、日々日常で消費していた品物の価格が、どんどんと低下していっています。

そんななか、生産者の飲食店の経営者も厳しい状況にあるようです。

あまり楽観的になってもよくありませんが、少しくらいは、消費行動に協力してもよいのかなとも思っています。

まずは、そんな心配をしなくてよい日々が、早く来てほしいと願いばかりです。

今回も、ご馳走さまでした。





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【お店の情報】
店名:大将寿し
住所:石川県七尾市大手町112
電話:0767-52-135
営業:11:30~14:00、17:00~22:00
休日:電話にてご確認を

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