先日、七尾市大手町にある『大将寿し』さんにお邪魔しました。
今年は、全国的に大きな水害に悩まされていますが、能登七尾では今のところ大きな被害もなく、まずは一安心といったところです。
ただ、今週も引き続き雨が降りそうなので、備えは必要と感じます。
さて、七尾の魚の水揚げ状況ですが、例年のごとく、夏枯れの気配が漂っています。
カタクチイワシ、マアジ、トビウオ、青物はいるものの、小ぶりの魚が目だちます。
まー、それはさておき、いつものお店に伺います。
暖簾をくぐり、店内を覗くと、店主がカウンター席に向かって手招きしています。
迎えられるままに席に座り、瓶ビールを注文しました。
まずは、付出しが運ばれてきました。
付出しを肴に、今日の焼き魚を探ります。
ネタケースには、定置網で水揚げされた青魚が並んでいますが、「他にはないの?」と聞くと、ナメラバチメの半身を焼こうかと言われたので、二つ返事で返しました。
ナメラバチメとは、標準和名では「キジハタ」と呼ばれる底生の魚です。
幼魚の頃は、沿岸に近い磯や堤防に生息していますが、大きくなるにつれ、沖合の海底に生息場所を移します。
夏場には、栄養不足なのか、高水温で身がだれるのか、身に締まりのない白身魚が多くなるんですが、夏のナメラバチメは、丸々と太って身がプリプリになります。
夏に本当にオススメの魚です。
もちろん、美味しく焼き魚でいただきました。
続いて、いつもの地物の8貫握りです。
今回は、フクラギ、カワハギ、タチウオ、マアジ、サザエ、ナメラバチメ(キジハタ)、メジナ、アカイカ、の8貫です。
まさに、今の七尾の海を彩る魚介ですね。
ところで、メジナってどんな魚か、分かります?
この記事書いているときに、隣で見てたAさんが「メジナ?」って顔してたので、「他の呼び方なら、グレ、チカイ、クロバンチョウ、かな」と伝えたら、「何だ、チカイのことか」と合点していました。
同じ七尾でも、呼び方が分かんないんだと言うことが、改めて分かったと言うお話です(笑)
今回も、ご馳走さまでした。
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【お店の情報】
店名:大将寿し
住所:石川県七尾市大手町112
電話:0767-52-135
営業:11:30~14:00、17:00~22:00
休日:電話にてご確認を
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能登・七尾のさかなのブログ
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