七尾南湾の能登島佐波町の向かいに見える『コシキ島』が数日前に倒壊しました。
長年にわたって波風の影響を受けたことが倒壊の原因のようですが、寺島・嫁島・カラス島とともに七尾南湾の象徴的な島だっただけに、一抹の寂しさがありますね。
冒頭の画像は、コシキ島が倒壊する数日前に漁師さんが撮影したものですが、画像からも今にも倒壊するような様子が見てとれます。
もしかして、この画像が倒壊前のコシキ島の最後の画像かもしれません。
以下、コシキ島の名前の由来は『中日新聞プラスの記事』を抜粋したものです。
~ 地元住民らがまとめた「のとじまのむかしばなし」(二〇〇八年発行)によると、千三百年前に同県中能登町の石動山を開山したとされる泰澄大師の弟子が、神々しく光る寺島に「瑞禅寺」を建てた。島民が寺参りする前に、立ち寄り休憩する島を「腰き島」と呼んだことから、現在の名前の由来になったとされる。(以上、抜粋) ~
いずれ、寺島・嫁島・カラス島も倒壊することになれば、七尾南湾の情景も変わってしまうのかもしれません。
まーそんな心配は後々にして、漁師さんからコシキ島の画像と一緒に、以下の画像が送られてきたので紹介させていただきます。
ヨシエビとクルマエビです。
ヨシエビは主に西日本に生息していますが、七尾では七尾湾で多く水揚げされており、石崎地区の漁師さんが漁獲するので石崎エビと呼んでいます。
一時、水揚げが減少して心配されましたが、今年は水揚げ状況は良いらしいです。
シャコです。
江戸前の寿司屋さんでは、ガレージなんて呼ばれていますが、七尾ではそのままシャコと呼んでいます。
8月上旬に石崎地区で開催される石崎奉燈祭でふるまわれるので、8月上旬までは高値で取扱いされています。
七尾では、超高級品なんです。
イシガニです。
一匹だけ中日ドラゴンズファンのようなカニがいますが、タイワンガザミです。
韓国を旅行したときに、ケジャン(カニのキムチ)で食べたことがありますが、辛かったのでカニの味は全く覚えていません。
最近は、七尾湾のトリガイやコハダにばかり注目が集まっていますが、七尾湾には前出の美味しい魚介も水揚げされます。
🐟
能登・七尾のさかなのブログ
https://www.sakana770.com/
🐟