先日、長野県北安曇郡白馬村にある『ききょう屋』さんにお邪魔しました。
実は、ひょんなことから信州サーモンの生産に興味をもって、養殖している安曇野水産 白馬養殖場に伺いました。
養殖場の方から、市内の飲食店で食べられるところがあると、こちらのお店を紹介されたのでお邪魔しました。
では、いざ。
お店が開店してすぐに訪問したんですが、店内の雰囲気はお寿司屋さんのようでした。
店主からカウンター席を勧められたので、端の席に座らせていただきました。
お茶とおしぼり、付出しがすぐに運ばれてきました。
(追っかけ、生ビールも注文しましたが…)
店主に養殖場に行ったこと、養殖場でこちらのお店を紹介されたことをまずは告げました。
養殖場に行ったとき、信州サーモンと信州大王イワナのチラシを貰っていたので、そちらも見せると、「今日は信州サーモンとシナノユキマスあるけど、どう?」と言われました。
聞き取りづらかったので、「シナノユキマス?って何?」って顔でもしてしまったのか、丁寧に説明もしてくれたので、とりあえず、勧められた両方を刺し身でお願いしました。
すぐに店主が調理にかかり、目の前にだされました。
手前がシナノユキマス、奥が信州サーモンです。
店主がチラリチラリと私の表情を伺っているので、まずはいただきます。
シナノユキマスは、淡水魚でしかも養殖魚であることを全く感じさせない、澄み切った味わいの白身魚でした。
信州サーモンも、よくチェーン店でいただく冷凍サーモンとは違って、食べごたえのある一品でした。
両方ともに、その日に絞めた魚だったので、味の膨らみは少なかったですが、コリコリとした身の食感が川魚と言うことを全く感じさせませんでした。
刺し身をたいらげて、ひとしきり和んでいると、店主が「頭でも焼く?」と言ってきました。
こうした場合、まずは流れに任せた方が良いので、二つ返事で返しました。
焼き時間にしばらくかかりましたが、運ばれてきました。
信州サーモンの兜焼きです。
一口目は塩が若干少なめに感じたんですが、刺し身とは違ってサーモンの旨味が広がっているので、少なめの塩の方が塩梅が良く感じました。
白馬産のこだわりのクラフトビールもいただいてまったりしていると、店主から「実は、ハラスの味噌漬けも旨いんやけど…」と悪魔の誘いが…🍺
もちろん、流れに任せて注文しました。
確かに店主の言うとおり、これは美味しいー。
元々、サーモンの脂ののっている部分が、信州味噌で漬けこまれ、味わいが倍化し、味噌の香りも添加された芳醇な一品でした。
美味しいんだけど、2本目のハラスをいただくころには、お腹はいっぱいいっぱいになっていました。
ちょっと、白馬の夜を味わいすぎです😅😅😅
よく考えたら、お寿司屋さんでお寿司を食べなかったのは僅かの心残りですが、良いお店と店主の出会いに流されて、信州サーモンとシナノユキマスと言う貴重な魚を味わうことができました。
ご馳走さまでした😄😄😄
(あとがき)
最初に伺った『安曇野水産 白馬養殖場』さんでは、ニジマスのメスとブラウントラウトのオスを交配した信州サーモンの養殖状況を見学させていただきました。
県水産試験場で生産された稚魚を購入し、2~3年の期間の養殖を行って、全長60cm以上の成魚にして出荷を行うそうです。
ニジマスの生育力と、ブラウントラウトの病気への対抗力を掛け合わせ、信州の豊かな自然と関係者の皆さんの熱意で育てられたブランドの魚なんですね。
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【お店の情報】
店名:ききょう屋
住所:長野県北安曇郡白馬村白馬町1909-1
電話:0261-72-3633
営業:11:30~14:00、17:30~22:00
休日:火曜日
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