庄川の鮎をいただきにお邪魔しました。
天気も良く、軽登山を楽しんだあと、蕎麦でも食べようと思っていたんですが、庄川の清流を見ていて、鮎を食べたくなってしまいました。
開店時間前だったので、まずはお店に向かい、店前のウエイティングボードに名前を記入します。
開店時間となり、予約順に店内へ案内されます。
すぐに、お茶が運ばれてきました。
注文の品を聞かれましたので、「鮎御膳の松。ご飯を鮎雑炊に変更してください。」と伝えました。
鮎の焼き場では、すでに焼きあがりを待つ鮎の塩焼きが、きれいに整列しています。
まずは、前菜盛合せと茶碗蒸しが運ばれてきました。
前菜には、イクラのみぞれ和え、海老芋豆腐、ドジョウの唐揚げ、鮎の小糠漬け、が並んでいます。
イクラのみぞれ和えは、食事前の口中がサッパリです。
海老芋豆腐は、海老芋の風味が強く、それでいて豆腐の食感はサラリとしています。
ドジョウの唐揚げは、臭み無く、実に香ばしい。
鮎の小糠漬けは、腹身の部分でしたが、小糠漬けの卵も一緒に味わえました。
茶碗蒸しは、餡がかかっていて、熱々です。
ホタテの貝柱、銀杏、上品な一品に仕上がっています。
次は、コイの洗いです。
鮎の南蛮漬けとどちらかを選べたんですが、鮎ばかりになるので、こちらを選択しました。
臭みは一切なく、コイのコリコリした食感を楽しむことができます。
次は、鮎の塩焼きです。
腹身がパンパンの鮎が、目の前に2尾運ばれてきました。
ここで、「今、落ち鮎の時季だったんだ」と気づく私も、相当のおまぬけさんです。
風が吹いても痛い病になってから、魚卵は控えているんですが、目の前にあるから仕方ありません(笑)
腹側をこちらに向けて、勢いよく、かぶりつきました。
カリッと歯に触る皮と一緒に、ふわふわの鮎の軟身、濃厚な魚卵が、束になって口のなかに襲い掛かってきます。
これを味わいたくて、こちらのお店にきたんです。
頭の骨も残さずに、旬の味を丸ごといただきました。
次は、鮎雑炊です。
目の前の、見るからに熱々の鍋の蓋を開けると、湯気と一緒に鮎の香りが鼻先をかすめます。
香りがすでに、旨い。
雑炊を茶碗によそい、湯気と一緒にレンゲで口に運びます。
鮎の苦味と旨みが、口いっぱいに広がり、まさに清秋を感じることができます。
添えられた大根とカボチャの浅漬けも、良い感じです。
最後は、デザートです。
甘さ控えめ、優しい味のカボチャのプリンです。
食べ終わるころには、店内は多くのお客さんで賑わっており、店外にまでお客さんが溢れていました。
美食を求めてわざわざ庄川に来ているのか、結構に遠い、県外ナンバーの車も多く駐車していました。
ところで、殆んどお客さんが、相当によそ行きの着飾った方が多かったんですが…。
私だけ、登山帰りの恰好ですみませんでした。
お腹いっぱい、ご馳走さまでした。
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店名:旬彩いろり茶屋 鮎の庄
住所:富山県砺波市上中野70
電話:0763‐82‐0257
営業:11:00~14:30、17:00~19:30
休日:木曜日
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