先日、石川県白山市にある『草庵』さんにお邪魔しました。
今回は、七尾でも、魚でもない、【番外編】の蕎麦の旅になります。
朝晩が肌寒くなってきて、蕎麦が美味しい時季になってきたので、わたしの身勝手で、蕎麦の美味しいお店を順番にご紹介していきたいと思います。
しばらくの間、お付き合いください。
では、いざ。
車でお店に向かう道中、連れと何を食べようかと思案していると、激混みだったと言う記事を目にしてしまい、心配が増殖しました。
どうしようかと考え、とりあえずはお店に電話をすることに…。
電話口の店員さんが、「時間前から多少は並ぶけど、開店時間にくれば入れる。」と言う言葉を聞き、少し安心しました。
開店時間の15分前にお店に到着。
あれっ、誰も並んでいない。
まずは、店員さんに聞いたとおり、受付簿に名前を書こうとすると、前に3人の名前が…。
姿は見えませんが、4人目に名前を書きました。
時間もあるので、駐車場に車を停め、車のなかで待機です。
開店時間ちょうどにお店が開き、名前を呼ばれました。
席に案内され、入った順番に注文を聞かれます。
鴨せいろを2人前、あらびきそばを1人前、注文しました。
5分後、まずは鴨せいろが運ばれてきました。
見た目に、凛としています。
蕎麦を一つまみ。
勢いよく、すすります。
香りは薄いけど、喉ごしの良い蕎麦です。
二口目は、鴨のつけ汁でいただきます。
鴨・鳥の味が濃厚で、出汁も強く感じます。
蕎麦のつけ具合は、半分程度がベストかもしれません。
つけ汁には、鴨肉が3切れ、つくね、鶏肉、シイタケ、焼きネギ、マイタケ?、三つ葉、と具だくさんです。
つけ汁の味が強めなので、蕎麦の風味が薄く感じました。
鴨せいろも終盤に差し迫った頃、店主が現れ、あらびきそばを作ってよいかの確認をされました。
待ち席にはお客さんが溢れているのに、丁寧な対応をなさっています。
二つ返事で答えたところ、鴨せいろの食べ終わりを待っていたかのように、あらびきそばが運ばれてきました。
こちらは、見た目にシンプルです。
あらびきと言うだけあり、蕎麦は若干の太さを感じます。
蕎麦を一つまみ。
勢いよく、すすると、先ほどの蕎麦とは違い、蕎麦の風味が強い。
(聞けば、毎日の消費分の蕎麦を自家製粉しているとのこと。)
二口目は、ワサビを少しのせ、汁につけ、すすります。
わたし、こっちの方が好みです。
粗挽きなだけに、蕎麦の喉ごしはさほどではありませんが、ツユの絡み・蕎麦の風味はこちらの方が感じられるでしょう。
気付けは、皿はもう空いていました。
若干、鴨せいろのつけ汁の塩味が舌に残っていたので、お水をもらいました。
最後には、蕎麦湯を少しいただきました。
鴨せいろのつけ汁が残っていたので、つけ汁と蕎麦湯をおちょこに入れ、飲んでみることに…。
これっ、良いかも…。
つけ汁の塩味も抑えられ、蕎麦湯の甘みも加わり、ちょうど良い加減になりました。
私たちがお店をでる頃には、10人以上の方が待ち席にいました。
(駐車場の車の半数は県外ナンバーでした)
私たちが考えている以上に、人気のお店だったんですね。
今回もお腹いっぱい、ご馳走さまでした。
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【お店の情報】
店名:草庵
住所:石川県白山市鶴来日吉町32
電話:076-273-1090
営業:11:30~16:00
休日:木曜日
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能登・七尾のさかなのブログ
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