日本人にとって"初物"と言うのは、昔から縁起が良いものとされています。
いまが時季の初ガツオもその一つでしょう。
水産物の生産量をあらわす「農林水産省の海面漁業生産統計調査」のカツオ漁獲量の値を見ると、静岡県、三重県、東京都、高知県、宮城県などが上位に名前があがっています。
東京都が上位にいるのは意外な気もしますが、これには理由があります。
漁獲量は、属地、属人であらわされます。
"属地"は、どこの海域やどこの漁港(産地)で水揚げされたものか、"属人"は、どこの都道府県の登録船舶で水揚げされたものか、で別れています。
東京都は、東京都の登録船舶の水揚げ量が多いので、都道府県別で見ると上位になります。
静岡県は、遠洋カツオ一本釣り漁や遠洋巻き網カツオ漁の基地となっているので、水揚げ量ではダントツです。
ただ、こうして都道府県の名前を見ただけでも、太平洋側の都道府県が多いことにお気付きだと思いますが、では、なぜここでカツオの話をするのか…😓
実は数は少ないながらも、富山湾でもカツオが水揚げされるんです。
太平洋側で春に水揚げされるカツオを"初ガツオ"、秋に水揚げされるカツオを"戻りガツオ"と呼びますが、富山湾で水揚げされるカツオは通称"迷いガツオ"と呼ばれています。
太平洋側に行き間違えて、日本海側にまわってしまったんですが、日本海の冷水でさらに身が引き締まり、大変に美味しいんです。
今回は、この迷いガツオをいただきにきたんですが、店名紹介の了承をいただけなかったので、ここまでです😅
確実に言えることはウマイ、いや旨いと言うことですね😌
皆さんも魚屋さんの店頭で見かけたら、是非にご賞味ください。
ただ本当に少ないですけど…
毎度毎度、ご馳走さまでした😌
七尾市内の大型定置網にはカツオは水揚げされていませんが、丸々ふとったマアジがチラホラ見えます。
夏の魚、飛び魚も水揚げが増えてきました。
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