夕食をいただきにお邪魔しました。
今年の7月の大雨の影響で、伊吹山の登山道が崩壊し、登山口からの登山はできませんでした。
伊吹山ドライブウェイを使って、お手軽登山となってしまったので、満足度は低いです。
そんな気分のなか、長浜市の市街地をとぼとぼと歩いていると、興味を掻き立てられるお店の名前を発見しました。
「割烹 能登」さんです。
予備知識のない状態での訪店は、危険ではありますが、勢いそのままに入店します。
入ってすぐ、1人であることを伝えると、カウンター席に案内されました。
まずは、瓶ビールです。
さほど、疲れてはいませんが、1口目のビールは格別です(笑)
付出しは、川エビと大根の煮物です。
川エビも大根もやわらかく、味は充分にしみています。
付出しだけで、次の料理に期待がもてます。
まずは、鮒寿しです。
何切れにするかと聞かれましたが、何切れくらいが普通なのかが分からずいると、3切れだしますねーと助け船をだされました。
「淡水の魚、食べないでしょ」とよく言われるんですが、そんなことないですよ。
現に、わずかに酸味が感じられる鮒寿しも、美味しくいただきました。
それに、脇に添えられた麹も、好みの味です。
次に、琵琶マスの造りです。
以前、知人が琵琶湖で釣ってきた琵琶マスをいただいたことがありますが、旨いマスだと思った記憶があります。
その記憶に釣られて注文しましたが、身がしまり、脂のりが充分の琵琶マスです。
旬のサクラマスに似た上質の脂が特徴で、甘い香りを纏っています。
後は、香の物を肴に地酒のなかから、千本槍の純米吟醸、金亀の禄60生原酒、をいただきました。
どちらも、後口がすっきりしたタイプのお酒で、ついつい飲み過ぎてしまいそうになるお酒です。
店内には、居酒屋巡りが趣味の太田和彦さんや、酒場詩人の吉田類さんの色紙も飾られてることから、お酒飲みには知られたお店のようです。
吉田類さんは、NHKで放送されている日本百低山で伊吹山を登った後にお店にこられたようです。
同じ伊吹山帰りの私も、吉田類さんと同様にお酒が進んでしまいました。
お腹いっぱい、ご馳走さまでした。
*それと「割烹 能登」の店名の由来は、先代が修業した先が、氷見市にある「魚巡りの宿 永芳閣」だったから、能登と言う名前になりましたと店主が言っていましたが、氷見って能登なのかな?(笑)
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店名:割烹 能登
住所:滋賀県長浜市朝日町2-2
電話:0749-63-1096
営業:11:30~14:00、17:00~22:00
休日:水曜日
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能登・七尾のさかなのブログ
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