先日、七尾市郡町にある『かもめ食堂』さんにお邪魔しました。
足が遠のくときには、何週間も空くものなのに、続くときには本当に続くものなんですねー。
では、いざ。
この日は、遠方からのお客さんと同席するために、18時すぎにお店に着きました。
もう一人のお客さんは19時からと言うことなので、一足早く、一人で瓶ビールで乾杯です。
まず、乾杯メニューは、オコゼの肝・腸と、ゴマサバの白子とワカメの酢の物です。
私、オコゼが、大・大・大好きなんです。
事あるごとに、オコゼはないのかと店主に聞いているので、運よく仕入れられたときにはとっておいてくれます。
この日は、オコゼの身肉はなかったものの、肝と腸があったので、酢の物で提供してくれました。
もちろん、美味しい。
ゴマサバの白子も、七尾では珍味にあたるので、こちらも美味しーい。
二品は、カルパッチョです。
色とりどりの夏野菜のなかには、タチウオ、アカダイ、ヒラメ、マダコ、アオリイカ、イクラなどが、沢山に盛られています。
刺し身を醤油でいただくのも良いですが、たまには、夏野菜にサッパリしたドレッシングと一緒にいただくのも、見た目にも涼しげでよかよかです。
夏日に火照った身体が、クールダウンされました。
次の品は、ニジラの煮付けです。
私はニジラ、店主はネジラ、と地方名の呼び名に違いはありますが、白身の美味しい魚です。
フランス料理を代表する料理「舌ビラメのムニエル」の食材に使われている魚と言えば、分かる人も多いと思いますが、西洋では高貴で高級な魚とされています。
七尾では、水揚げされる数も多くない魚なので、前浜で食べられる機会も多いです。
このあたりで、待ち人が登場です。
遠く、長野県からの来られたお客さんで、某SNSで知り合った方になります。
挨拶もほどほどに、店主が次の料理を運んできたので、会話を楽しみながらいただきます。
次の品は、カレイの刺し身です。
当ブログで数回書いたことがあるんですが、七尾ではあまりカレイを生で食べません。
煮付けか、焼くか、加熱して食べるものと思っていましたが、ふらりと訪れた輪島市の飲食店で食べたカレイの刺し身を食べてから、病みつきになっています。
以前は、夏の白身はあまり食べなかったんですが、最近はカレイやオコゼを好んで食べています。
次の品は、タチウオの塩焼きです。
遠方から来られた方が、本当に魚に関心のある方なので、途切れることなく魚の話で盛りあがりました。
下関のトラフグ、京都のハモ、東京のギンポウ、金沢のノドグロ、その土地土地の名物と言われる魚の話などを、気付けば4時間30分も話していました。
今回の、塩焼きでいただいたタチウオの話もでていました。
タチウオは、どちらかと言うと南洋の魚なので、「最近、七尾で水揚げが上向いているのは、あまり楽しい話ではない。」と言う話などをしました。
そんな話で盛りあがりながら、最後にはゴマサバの棒寿司をいただきました。
遠方から来ていただいて、七尾の魚をこんなにも褒めていただいて、本当にありがとうございます。
見ていただいている方がいると実感することができ、今まで以上に七尾の美味しい魚の情報をお届けできるように、がんばりたいと再認しました。
本当に、ありがとうございました。
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【お店の情報】
店名:かもめ食堂
住所:石川県七尾市郡町1-48
電話:090-7740-3840
営業:18:00~22:00
休日:日、月曜日
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能登・七尾のさかなのブログ
https://www.sakana770.com/
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