今回は、ブリのお話です。
今年の寒ぶりの水揚げですが、大方の予想では「例年並み」若しくは「不漁」と言うことだったんですが、意外にも結構な水揚げがありましたね。
ただ、例年とは違って、コロナの影響による消費の低減により、漁業者の収入と言う面ではパッとしませんでした。
そこは、残念ではあります。
話は変わりますが、たしか年末のテレビ番組だったか?
ある廻る寿司店の店長のお話で、「金沢市のお客さんはブリの注文が多い。」と言う内容を見た記憶があります。
(年末、飲みっぱなしだったので、記憶がうすいです。)
テレビを見ていたとき、「金沢なら甘えびやろ。」なんて家族と予想をしながら見ていたんですが、まさかのブリなんですね。
疑う訳ではないんですが、「そんなに金沢ってブリ食べるかな。」と気になったので、総務省統計局が発表する『家計調査ー1世帯当たり品目別年間支出金額(平成29年~令和元年)』の1世帯当たりのブリの消費金額を調べて見ると、驚きの結果に…。
1位 富山市 6,674円
2位 金沢市 6,155円
3位 長崎市 5,080円
意外にも、富山市、金沢市が上位でした。(福井市は7位です。)
代表的な養殖ブリの生産地の長崎市が3位、
巻き網船の大規模漁港がある松江市が4位、
近年は寒ブリの水揚げが多い北海道の札幌市は51位、
と言う結果でした。
大方の予想どおりに、養殖が盛んな九州や四国の都市が上位を占めましたが、まさかの富山と金沢の1・2フィニッシュ。
地元の皆さんが、結構、ブリを食べているんですね。
ビックリしました。
ちなみに、総務省統計局が発表するほかの水産物では、
ホタテ貝は青森市、
マグロは静岡市、
カツオは高知市、
カキは広島市、
イカは青森市、
カニは鳥取市、
となっていました。
なんとなく、消費動向にも地域色がでていますね。
ちなみにですが、タラコ(鱈子)はもちろん、明太子が特産の福岡市でした(笑)
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