先日、七尾市郡町にある『かもめ食堂』さんにお邪魔しました。
最近、「魚が食べたいなー」と思うと、ついつい足が向いてしまうお店になってしまいましたねー。
では、いざ。
今年は、疫病が流行してしまうと言う、日本に台風が一つも上陸しなかったと言う、非常に稀有な年になってしまいました。
台風が来ないと言うことは、大型定置網が数多く敷設された当地区にとって、漁具被害がでないと言うことなので、良いことではあるんですが、肝心の魚の水揚げの方がよろしくありません。
実は、台風には、海のなかをかき混ぜてくれると言う役目があります。
海のなかがかき混ぜられると、海底に潜む微生物をまきあげることにつながり、魚たちの食物連鎖を促進します。
魚の水揚げが少ない一因は、台風が来なかったことなのかもしれませんねー。
ともかく、まずは美味しい魚をいただきまーす。
最初の品は、ワカメとキュウリの酢の物です。
疲れた身体に、サッパリとした一品です。
次の品は、温ブロッコリーです。
新鮮なブロッコリーを、サッと湯がいた一品です。
さー、次が、お待ちかねの、刺し身の盛合せです。
秋らしい装いです。
カワハギ、アンカンバク、アオリイカ、マアジ、アオリイカ、カマスの炙り、カンパチ、が盛られています。
特にオススメなのが、アンカンバクです(標準和名は、ウスバハギ)。
能登七尾では、アンカンバク、グンカンバク、アンカン、と呼ばれています。
見た目は、ウマヅラハギと一緒なんですが、とにかく、ずーたいが、でかい。
1メートルを超えるサイズのものも、見かけることがあります。
この魚、こんな見た目なのですが、期待を見事に裏切ってくれます。
ものすごく、旨いと言う意味です。
今回は、かるく昆布で〆たアンカンバクをいただきましたが、一緒に行った同僚が、「次の日の朝まで舌が味を覚えていた。」と迷言を残したくらいです。
昆布〆以外には、塩焼きもオススメです。
バクなのに、結構、脂を感じれる魚です。
新鮮なアンカンバクが手に入るようであれば、薄造りも美味しいです。
フグ刺しより美味しく感じるかもしれません。
過去には、結構な量が水揚げされていたときもあります。
越前クラゲが大量に発生したときには、クラゲを餌にしているバクやハギが多く水揚げされ、アンカンバクも良く水揚げされました。
今となっては懐かしい話です。
あと、他にも、イノシシ肉のほうば味噌
イノシシ肉の串カツ
茶碗蒸し
と、たっぷりと能登の山海の幸をいただきました。
今回も、いつもいつも、ご馳走さまでした。
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【お店の情報】
店名:かもめ食堂
住所:石川県七尾市郡町1-48
電話:090-7740-3840
営業:18:00~22:00
休日:日、月曜日
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