皆さん、『増肉係数』って言葉をご存知ですか?
『ある期間内に自重を1㎏増やすのに必要とされた飼料量』を表すのに用いられる係数のことです。
なんでこんなことを聞くかと言いますと…。
先日、連れ数人と回転寿司に行ったんですが、そのときにちょっと考えさせられたからなんです。
その時、連れがサーモンとマグロばかりを注文して食べていました。
あまりに偏って食べているので、私が
「なんで、サーモンとマグロばっかり食べるの?」
と聞くと、連れが
「回転寿司でコスパ良いのは、ウニ、マグロ、ハマチ、サーモンだから食べとる。」
と返してきました。
だから、サーモンとマグロばかり食べていたのか、と合点はいったものの、コスパってそんなに大事なのかとも感じました。
(何でも、原価率が6~7割なんだとか。)
たしか、過去に呼んだ本の知識によれば、食肉を養殖する際には、増肉係数と言う係数が用いられると書かれていました。
サーモンなら1.2、豚なら3、牛なら8、と言う具合に、食肉を1㎏増やすのにサーモンなら1.2㎏の飼料が必要と言うことになります。
連れの大好物のマグロは、増肉係数がなんと15と言うから、マグロ1匹を養殖するのには大変な量の飼料が必要になります。
そんなマグロを食べて、本当にコスパ良いって言える?
飼料も多く使っているから、残餌も発生して環境に負荷もかかっている。
そんなマグロを食べて、本当にコスパ良いって言える?
養殖網などの設備投資への費用も多くかかっているから、養殖魚の生産コストが高くなっている。
そんなマグロを食べて、本当にコスパ良いって言える?
まー、美味しく寿司をいただいている最中だったので、言葉としては発しませんでしたが、養殖マグロは生産コストもかかっているので、魚価が高いとも言えます。
コスパ良いって、別の視点から見てみると、コスパ悪いになるとも思えます。
そんなことを考えながら、連れとお寿司を食べてみました。
ご馳走さまでした。
(画像には特に意味はございません)
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