先日、七尾市府中町にある『松乃鮨』さんにお邪魔しました。
実は一週間前に連れと店前まで行ったんですが、入口に「本日貸切り」の張り紙があって、断念していました。
次の機会に伺おうと考えていたところ、松乃鮨に行くと言う先輩方からお呼びがかかったので、お邪魔させていただきました。
いただいた一品はこちら。
では、いざ。
店内に入ると、まだ先輩方は到着してはいないようなので、若い店主の前のカウンター席に座らせていただきました。
若い店主とは、過去に食イベントの出店のことで話をしたことがあったので、最近の魚の状況などの話も聞かせていただきました。
まだ全員は揃っていませんが、店主にオススメの品を聞くと、「コハダありますよ。」と嬉しい一言があったので、先んじて注文しました。
コハダは、言わずと知れた江戸前寿司を代表するネタですが、成長するにつれて名前が変わる出世魚でもあります。
七尾では、コハダ・コノシロ・ベットと呼び名が変わりますが、取り扱いされる価格的には、出世どころか、大きくなるにつれて降格していきます(笑)
コハダとベットでは、取り扱いされる単価は比べ物になりませんね😰
江戸前ではコハダの小さなものを特にシンコと呼んでいますが、古い書物には「8月の残暑の頃に初物として食した。」と記載があります。
地球温暖化の影響でしょうか、現在ではシンコは5~6月に出始めます。
七尾湾で水揚げされるコハダやシンコも、その多くが江戸前寿司や金沢回転寿司のコハダとして東京や金沢などに出荷されています。
…と、そうこう話をする内に待ち人が到着し、コハダの酢の物も目の前に出されました。
まだコハダの数は少ないようですが、紛れもない七尾湾の初物をいただきました。
酢〆もほどよく、サイズも小さいためか、小骨は一切感じません。
初物ならではの春の食味を堪能させていただきました。
次の品は、マアジのタタキです。
先輩方は刺し身を注文していましたが、私はタタキをいただきました。
ところで、皆さんは魚の鮮度をどの部位で判断しますか。
見分け方はいくつもあるんですが、一番の分かりやすい見分け方は、やはり目を見ることではないでしょうか。
水晶体に濁りがないものが新鮮と言われていますが、今回食したマアジがまさに目が新鮮なマアジでした😌😌😌
アジは味が良いからアジと呼ばれるようになったと言いますが、富山湾のマアジは広範囲に回遊し、しっかりと活動しているので身がプリプリです😌😌😌
最後には、やはりお寿司です。
ウニ、アカニシ貝、カワハギ、寒ブリ、マアジ、クロマグロ、イカを軽く握っていただきました。
その他にも、イカの刺し身、能登かきの昆布焼きなどもいただき、老舗のお鮨屋さんの味に感服しました。
あと、絶対に忘れてはならないのが、江戸幕府11代将軍 徳川家斉に献上したとされる名物の玉子巻きです。
こちらも美味しくいただきました。
ご馳走さまでした😌😌😌
⇩⇩『すし王国 能登七尾』を訪店した記事です⇩⇩
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【お店の情報】
店名:松乃鮨
住所:石川県七尾市府中町220-6
電話:0767-53-0053
営業:11:30~14:00、17:00~22:00
休日:日曜日
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